人生を長く生きていく事において、心配しなくてはいけない事は、今後、世界はどうなっていくのか、日本はどうなっていくのかという大きい思考から始めるべきだと私は思っています。老後、2,000万円あれば、あまり不自由を感じず生活ができるだろうという試算は、日本が先進国としてのブランドを維持できる事、前提で述べられています。そんな事、当たり前じゃないかと思う人もいらっしゃるとは思いますが、50年後、日本が先進国のブランドを維持している根拠は何でしょうか?高齢化が進み、新たな子供はなかなか増えず、実質的な労働人口は減る一方いまだにバブル崩壊の不景気から実質的に抜け出すことはできず、安倍政権がやっとの事でアベノミクスを実現させバブルの不景気から急スピードで抜け出す金融政策をとり、景気は回復を見せたが、コロナウイルスの大流行で経済は衰退。何なら、安倍首相は辞任してしまい、経済政策も金融政策もやり直し。これが日本の現状です。そして、列挙した内容は日本国内という小さな枠での問題です。中国の50年後、インドの50年後、アフリカの50年後などに、日本の50年後を加えて思考を進めるとこれらの国には経済的に追い抜かされていると個人的には思っています。データでも出ていますからね。そして、今の時代は国際協定や貿易協定など、比較的、他国との関係を簡単に切れない状況にはありますが日本が現在の新興国に経済で追い越され、日本という経済ブランドが世界的に衰退すれば、他国は日本との経済的関係を切ろうと考えるはずです。日本は島国で輸入に頼っている国でもあるので、他国から積極的に資源を得ようとしても、得ることが難しい状況になってしまえばますます衰退の急坂を下っていく事でしょう。そんな状況の中、私が注目しているのは、インドという国家です。インドが発展を続けているという事を、ご存じの方は多いと思いますが、細かい情報までは知らないという方も多いと思います。今回のテーマを簡潔に述べると日本に住んでいると、なかなか取得する事ができない、インドのデータや基本情報などを取り上げインドという新興国は凄いスピードで日本に迫ってきているという事実をお伝えし皆様が本来、老後に対して抱かないといけない危機感や、取り組まなければいけない行動などを正しい方向で行えるようにこれからの人生に対する油断を取り除けるような意味合いで、書かせていただいています。目次第一章 時代も天もインドにすべて味方した。IT関連事業は天からの贈り物第二章 ロケットスタートの後は急降下。所詮、新興国は新興国なのか?第三章 インド首相の本気!日本とは違う具体的で明確な再生政策終章 日本で住んでいるから上位カーストという時代は終了している